優待品をもらうには、その会社の定める基準日に株主でなければなりません。このページでは優待をもらえる株主になる方法、優待実施株の買い方と売り方、証券会社について取り上げていきます。
優待品をもらうには、その会社の定める基準日に株主でなければなりません。基準日は、株主優待の割当日や権利付き最終日と呼ばれる日で、権利が確定する日の2日前になります。
会社が3月31日現在の株主に自社製品を贈呈・・・、と自社ホームページや証券会社のサイトに表示している場合であれば、権利付き最終日はその2日前すなわち3月29日になります。
但し、3月31日が休日になっていると権利付き最終日は変わります。変則日程のときの確認方法ですが、Googleで「3月 権利付き最終日」と検索すれば、その日を表示しくれます。
なんだ当たり前のことじゃないか。権利付き最終日を過ぎてから株を買っても何ももらえないって話でしょ?
株取引を始めて日の浅い人はそう思われるでしょう。ですが何年も優待銘柄の売買をされている投資家ならば、この小見出しの言わんとする事を理解できるのではないでしょうか。すなわち優待がもらえないタイミングで株式を買っても何ももらえません。
以下私の経験に基づく注意事項をピックアップいたします。
株主優待を実施している会社はいつでも株主優待制度を変更・廃止する事が出来ます。気が付けば優待制度が廃止されている事は珍しくありません。
何年も優待銘柄の取引をしていると、年に1,2回の取引なのに頭の中で勝手にルーティーン化されて、制度の改廃を確認せずに株を買ってしまった経験はありませんか?
3月末に優待の権利が確定する銘柄だと思い込んで株を買ったものの、6月末を過ぎても何の音沙汰もない。そして会社四季報を確認すると優待制度が廃止されていた・・・、なんて事が起こります。
次に優待制度自体は存続していても対象株主が変わった事に気づいていない場合が挙げられます。
これは従来権利確定時に100株以上株式を保有していれば権利をもらえていたのが、その会社の株式を1年以上継続保有している事が条件に追加されている場合に起きるミスです。
6月末にクオカード500円分をもらえると思い込んでいたが7月に入っても何も音沙汰が無い。そして会社四季報を確認すると・・・、なんて事が起こります。
これは私だけの経験かもしれませんが、3月末決算の会社が9月末のみ優待を実施しているのに3月末に株を買ってしまうミスです。
決算日と優待実施日の両方をチェックすれば防げるミスなので気を付けましょう。