自己株式の消却とは
会社法178条では会社は自己株式を消却できることを定めています。自己株式の消却とは、会社が所有する自己株式を絶対的に消滅させることをいいます。
自己株式を消却すると会社の発行済株式総数は減少します。しかし発行可能株式総数は変わりません。取締役会設置会社においては、取締役会の決議が必要です。
自己株式の消却が株価に与える影響
自己株式の消却は、発行済株式総数を減少させるため、次の点で株価に影響を与える可能性があります。
1株当たりの利益の上昇
発行済株式総数が減少すると、1株あたりの利益が上昇します。これは同じ利益でも分配する株式数が減るからです。
eps(1株当たりの希薄化利益)の上昇
EPS(Earnings Per Share)とは、1株当たり利益を表す指標です。税金等考慮後の当期純利益を発行済株式総数で除して求めます。
EPSの上昇は、投資家にとって企業の収益性が向上していることを示すシグナルとなり、その結果として株価上昇圧力が発生する可能性があります。
株価の反応が凄まじかった
なお本件は先月3日に開示したものについての決議です。一連の流れはYSKさんのIRニュースに記載されています。
このニュースは2月2日に知りたかった。株価が物凄い反応してましたね。完全に乗り遅れた後に知りました。反省です。